「もの忘れ(認知症の予備軍)」は予防できます

決定的な方法はありませんが、文字を書く事は「もの忘れ(認知症の予備軍)」の予防にもつながります。

 

「もの忘れ」は「認知症」に進行する事はご存知だと思います。

最近注目されているのは、このはっきりした症状が出る一歩手前の段階。これを「軽度認知障害(MCI: mild cognitive impairment)」と呼び、程度の差こそあれ、誰にでもあるとされています。この「認知症の予備軍」の時期に対策をとることで、発症を予防したり、遅らせたりすることが可能と言われており、盛んに研究が行われています。

脳が働くにはたくさんのエネルギーが必要です。そのため、脳が働いている時には、たくさんの血液が脳に流れ酸素と糖が運ばれます。たくさんの血液が流れる事で、脳の機能の低下を防ぎ、若々しさを保っていられます。反対に、脳を働かせていなければ、血流も悪くなり、脳の栄養である酸素や糖が運ばれず、認知機能も低下してしまうという事になります。認知機能の低下は、認知症に繋がるので、認知症予防や認知症の症状悪化を防ぐためにも、脳を働かせるという事は大事なのです。

最近の研究では、日常的に文字を書く習慣のある高齢者と、日常生活において文字をまったく書かない高齢者の認知症発症率を比べてみたところ、まったく文字を書かない高齢者は文字を書く高齢者に比べて約1.6倍の認知症の発症率がある事が解かったのです。

文字を書く事は脳の刺激になります。かといって何も難しい文章を書く事は必要ありません。簡単な文章を繰り返し書く事が予防に繋がるのです。

では具体的にどのようにすればいいのでしょか?

まずは白紙の紙に自分の住んでいる住所と名前を書く事から始めましょう。5分から10分程度良いので毎日書くようにしましょう。たとえ番地などが書けなくても毎日反復して書く事で脳が覚えてくれるのです。さらに、万一迷子になった時でも住所・名前が書ければ安心です。

「手を動かして文字を書く」のは神経細胞を活発にします。たくさん手を動かすことで知的活動の一環となります。大切なことは「継続」です。やり続けることが一番大事です。毎日続けることで、「もの忘れ(認知症の予備軍)」の予防になります。

関連記事はこちら